2009年 09月 17日
『インキを盛る』は時代遅れか? |
当社のハイデルベルグの印刷機2台、新しい方は最新型の3年もの、古い方は10年以上になります。新しい方がすべていいかというと、古い方もなかなかいい仕事をしてくれるのです。
カラーマネジメントの世界ではインキ濃度のデジタル数値基準があります。それにあわせてデザイナーさんはイメージを作っていくので、基準をはずすことは品質管理できていないということになります。
当社のシステムは2台目の印刷機が来たときにフルラインのデジタル管理になりましたが、古い印刷機の方も対応できます。そこがハイデルベルグのすごいところだと思いますが、技術進化の方向性がぶれていないので、古い機械も新しいシステムに対応して能力を伸ばしていくことができるのです。
古い方の印刷機。
こんな使い込んだ機械ですが。。。
新しいカラーマネジメントシステムにも対応してるんです。
インキ濃度を濃くする(「インキを盛る」と現場では言います)ということは、網点がつぶれてしまい色のバランスが崩れるので色の再現性という意味で品質が悪くなるんですね。画像を濃くだしたければデータ上でメリハリをつけるのがもはや常識で、新しいシステムの印刷会社ほど現場で「もっとインキ盛って」と指示したら変な顔をされると思います。
でも、オフセット印刷はカラーマネジメントが必要な印刷物ばかりではないのです。たとえばシルバー、ゴールド、蛍光色など特色を使った印刷は「インキを盛り盛りでいきたいな」ということもあったりします。古い機械の方はいい意味であいまいさ、柔軟性があるのでインキをがつんと盛ることができるのです。スピード、精密さは新しい印刷機が断然進んでいますが、基準値を前提に設計されているので融通の利かないところがあります。機械にも『年の功』ってあるのでしょうか。。。
『インキを盛る』は時代遅れか?カラーマネジメント対応カラー印刷ではそうだと言えます。それ以外の印刷物では、まだまだ必要な技術です。
『生ちらし』ホームページはこちら
カラーマネジメントの世界ではインキ濃度のデジタル数値基準があります。それにあわせてデザイナーさんはイメージを作っていくので、基準をはずすことは品質管理できていないということになります。
当社のシステムは2台目の印刷機が来たときにフルラインのデジタル管理になりましたが、古い印刷機の方も対応できます。そこがハイデルベルグのすごいところだと思いますが、技術進化の方向性がぶれていないので、古い機械も新しいシステムに対応して能力を伸ばしていくことができるのです。
古い方の印刷機。
こんな使い込んだ機械ですが。。。
新しいカラーマネジメントシステムにも対応してるんです。
インキ濃度を濃くする(「インキを盛る」と現場では言います)ということは、網点がつぶれてしまい色のバランスが崩れるので色の再現性という意味で品質が悪くなるんですね。画像を濃くだしたければデータ上でメリハリをつけるのがもはや常識で、新しいシステムの印刷会社ほど現場で「もっとインキ盛って」と指示したら変な顔をされると思います。
でも、オフセット印刷はカラーマネジメントが必要な印刷物ばかりではないのです。たとえばシルバー、ゴールド、蛍光色など特色を使った印刷は「インキを盛り盛りでいきたいな」ということもあったりします。古い機械の方はいい意味であいまいさ、柔軟性があるのでインキをがつんと盛ることができるのです。スピード、精密さは新しい印刷機が断然進んでいますが、基準値を前提に設計されているので融通の利かないところがあります。機械にも『年の功』ってあるのでしょうか。。。
『インキを盛る』は時代遅れか?カラーマネジメント対応カラー印刷ではそうだと言えます。それ以外の印刷物では、まだまだ必要な技術です。
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by namachirashi
| 2009-09-17 18:41
| 印刷現場より